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医療の知識「骨粗鬆症」について

「リウマチ」について「緩和ケア」について | 「骨粗鬆症」について

骨粗鬆症とは?

骨粗鬆症」は骨量の減少と骨構造の劣化のために骨が弱くなって、骨折しやすくなる病気です。古くからある病気ですが、近年、高齢者人口が増えるにしたがって問題になってきています。

65歳以上の女性で「骨粗鬆症の治療中の患者さんは約38.5万人と推計されていますが、実際にはこの10倍以上の患者さんがいると推定されています。

どこに骨折がおきやすい?

ほんのちょっと転んだだけでも、骨折してしまうことがあります。骨折の部位にも特徴があります。

  • 脊椎圧迫骨折(背骨の骨折)
  • 大腿骨頚部骨折(脚の付け根の骨折)
  • 撓骨遠位端骨折(手首の骨折)、
  • 上腕骨頚部骨折(腕の付け根)

の4箇所に多くみられます。

特に、「脊椎圧迫骨折」では腰痛が長く続き、腰が曲がってしまう原因になります。「大腿骨頚部骨折」は尻餅をついた時に起きやすい骨折で、高齢者が寝たきりになる原因の一つです。

骨粗鬆症にも種類がある?

原因により原発性と続発性に分類されています。原発性の大多数は「退行期骨粗鬆症」といわれるもので、閉経後の女性におきるもの(閉経後骨粗鬆症)と、加齢とともに男女におきるもの(老人性骨粗鬆症)があります。

続発性は特定の病気や薬剤によっておきるものです。「関節リウマチ」、「糖尿病」、「甲状腺機能亢進症」、長期間の「臥床状態」などが原因になります。薬剤では「リウマチ」、「膠原病」でよく使われる「ステロイド剤」が問題になります。

どんな人が骨粗鬆症になりやすい?

患者さんの身体的要因として、以下の方が「骨粗鬆症」になりやすい傾向があります。

  1. 高齢
  2. 早く閉経した女性
  3. 両方の卵巣摘出術を受けた女性
  4. 痩せすぎの人

食生活習慣としてはカルシウム不足、極端なダイエット、運動不足、過度の飲酒、喫煙、カフェインのとり過ぎなどが原因にあげられています。

どんな治療法があるの?

食事療法、運動療法、薬物療法の3つがあります。

1.食事療法

カルシウムを充分摂取することが大切です。日本人のカルシウム必要量は1日600mgとされていますが、骨粗鬆症治療ガイドラインでは1日800mgをとること勧めています。

カルシウムの多く含まれる食品は牛乳をはじめとする乳製品、えび、しらす、ししゃもなどの魚介類、豆腐、納豆などの大豆製品、ひじき、切り干し大根、小松菜、チンゲン菜などの野菜、海草類です。

これらの食品を積極的に摂取することが骨粗鬆症の予防になります。毎日の食事であと200mgのカルシウムを増やすこと、目安としては、牛乳1本、木綿豆腐なら半丁、わかさぎなら4尾を余分にとりましょう。

逆にスナック菓子やインスタント食品にはリンが多く含まれており、これをとり過ぎると血中のカルシウムが低下することがあるので注意が必要です。

2.運動療法

運動は骨量を増加させますし、閉経後の女性の骨量減少を抑制することが知られています。また、成長期のスポーツ歴が閉経前後の骨量にまで反映されといわれています。

歩行、ジョギング、水泳、自転車、体操などの持久力を養う運動が適当で、特に歩くことは最も簡単で、いつでも行なえる運動として勧められます。1回の歩行時間は30分くらいで、汗が出るか出ないくらいの早さがいいです。1日に、朝夕2回で8、000から10、000歩が目標です。

これらの運動は「生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症)」の予防、治療にも役立ちますし、全身の健康維持にもとても大切です。

3.薬物療法

いくつかの薬が単独あるいは組み合わされて使われますが、食事療法、運動療法の基礎療法を忘れてはいけません。老化で減ってしまった骨量を若いころのように戻すことはできませんが、骨折を予防する効果は期待できます。

本邦で使用できる薬には以下があります。

  • 骨代謝を調節する薬 (カルシウム製剤、ビタミンD)
  • 骨形成を促進する薬 (ビタミンK2)
  • 骨吸収を抑制する薬 (女性ホルモン製剤、イプリフラボン製剤、カルシトニン製剤、ラロキシフェン、ビスフォスフォネート製剤)

患者さんの病態、生活スタイルに応じて、主治医と相談しながら長期的な管理が必要です。

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